忠犬園児にあの備忘録

楽することに全力になりましょう

ぼくのかんがえたさいきょうのぷろじぇくとかんり

内容はいたって大真面目です。本題に入ろう。

 

 

①経緯 

今やエンジニアは人を売り飛ばし切磋琢磨させる時代。「うちは受託しかしてないよ!」という人たちも管理者が変わった瞬間に忙しい、他の部署とあきらかな差があるなど味わったことがあるのではないだろうか。

僕は

・白髪が増えるレベルで忙しいけどなんとかやりくりできてた現場の開発

・精神病むレベルに忙しいうえに管理が力づくで横暴な現場の開発

を経て、

・現在さほど忙しくないが忙しくさせないように管理する現場の管理職

にたどり着きました。

 

そんな天と地ほどの差がある移り変わりを体感して「何がどう狂ったらこうなるんでしょうかねぇ」と思いながらノウハウを蓄積して自分なりに分析したのでアウトプットしようという流れ。

 

②前提

・スケジュール管理がExcelあるいはそれに近い何か

・所詮管理歴半年もいかない小童の感じたことなので未熟なところも多々

・備忘録に近いものがある

・成功の定義は

「風通しの良い環境が作れている」

「協力的な人口の100%が幸せになる」

「ただし、楽=幸せではない」

「結果にコミットする」

の4点セット

以上を踏まえてつらつら書こうかなと。ちなみにIT企業に限った話ではないからここから先は比喩表現を含めてバカな事も多く書くよ

 

③スケジュールの表面上の数字で人日と人月を語るな

スケジュールは細分化すると後々に便利だよって話

テーマ:可視化

こんなスケジュール見たことないだろうか

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作っててちょっと楽しかった

不良対応のようなスケジュールで、一見3人日×2人の6人日スケジュールでこれならランちゃんも多分餓死することなく帰ってくると思うのだけど実はイケてない。

タスク「調査」だけ見てみよう。多分彼らは血眼になって彼が投獄されているであろう場所を探すだろう。しかしそれで見つかり助けきれたとしよう。彼にはまたしても投獄される未来が待っているのだ。(ネタバレ)

つまり「類似見直し」をするタスクが表面上では見て取れない。同じような過ちは犯してはならない(また6人日かかっちゃうからね)。こうした経緯を経た後に設計書修正に手掛けることでカイオラ事件をなかったことにできるわけだ。

僕個人の話、CDとUTは一緒くたにしてはいけないと考えている。タスクの重さがまぶされてしまうのだ。この表だと「助け出すまでをCD」「助け出した後の安否が取れる状況であることを確認できる状態でUT終わり」としよう

ジ「え?ランスロット助けたんでしょ?あとは帝国軍から逃げ切るだけじゃん」

パ「バカじゃねえの数が多すぎて逃げ切れねえよ戦うわ」

そう、この表のままだと「あ、じゃあヴェイン要請して道明ける負担と抑える負担減らすね」ができないのである。

これでランちゃん大好きなパーシヴァルが頑張りすぎて結果を残してしまったら再鑑時どうなるか

ジ「あ、ランスロット助ける程度ならパーシヴァル一人で1日でいけるのかなるほどなるほど」

同じくらい大きい事態が発生したときまたパーシヴァルは過労死することになるよね。

こういった問題点を多く抱えたよくあるスケジュールを手直しするとこうなる

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UT項目においてチェックリストの作成・再鑑も細分化するとなおよし。割愛。

IT系タスクは疎通確認だからとりあえず今回は割愛。

結果としてカイオラでランスロットが捕まるという類似不良がなくなったので結果

befor  (3人日×2人)×2(カイオラ込み)=12人日

after (最大4人日)×2=8人日

ほらあ、仕事減った!残業減ったー!

 

このように「できること」「できなさそうなこと」を可視化することで問題にいち早くスコープを当て、適切な判断ができるのである。スケジュールの細分化は楽なことじゃなく苦痛で面倒なものなのだけれども「楽=幸せではない」ことは立証できるし「楽するための苦労=後々に響く必要なこと」も立証出来るのではないでしょうか。

 

④責任の一任、良くない!!

風通しの良い仕事現場とは・・・?を語ります。

テーマ:信頼性

ここまではうまくいったことにしているがうまくいかなかったバッドエンドの場合。上の表だと戦場に赴いているのは実質パーシヴァルだけ。となるとランちゃんが助けられなかったときの責任は誰が負うのか。もちろんジークフリートとパーシヴァルの二人が王に「すんません無理でした!!」となったうえで国へのアフターケアを...となるのが理想。だって無理だったんだもん代替策練らなきゃ(薄情)

 

しかしそこでパーシヴァルは病むでしょう。「俺の力不足で...」

あくまでも当事者は「関わった人全員」で責任の押し付け合いは何も生まないし不要の産物だといいたい。これに気が付かないで僕はガチなうつ病になりました♡

 

ここで怒る王だったらこれ最低です。

怒ったらランちゃんは帰ってくるのか!とあのヴェインさんも激おこです。薄い本できそう。

結果として「怒っても解決しないものには怒るな、両者疲れるだけ」と伝えたい。

ここで「このような事態になってしまったのは事実であり変わらないのだから、誰がどうこうするとかより、もっと事実に対する生産的な解決策を考えよう」と上司のジークフリートさんがいたらどうでしょう?責任は感じつつも事態に対して前向きになります。後々に相談しやすい相手としての信頼性も生まれるしいいことだらけです。

横のつながり、縦のつながりは信頼性で結ばれるということです。ランちゃんごめんね。

 

⑤でも助け切りたいよね

結果にコミットして全員が笑って終わるエンディングにしようよって話

テーマ:幸せとは

 

一つ大きな目標をもって集団行動することの最終的な真理は「プロジェクトの完結」ではないです。「完結したことによってWinWinか。この先が明るいか」にあります。

 

ランスロットという一人の人を助けることに成功したする前提がここにあるものとして

騎士団の大量の犠牲のもと助けられたらどうでしょう。誰も幸せにはなりえないですね。

犠牲もなく奪還したとしても争いが絶えない場合。誰も幸せになりませんね。

 

何が言いたいか。

ドラクエの主人公の目的は魔王を倒すことではなく、魔王を倒して平和を取り戻すことなんですよってこと

 

綺麗事ですが、従業員一人一人のモチベーションには欠かせなく、できるだけ保つことができれば兵力(労力)は少なくとも減らないですよね。最終的な一人一人の幸せに向かって管理する意気込みがないと管理者にはだれもついてこないと思います。

 

まとめ

フェードラッヘはホワイト企業(飽きた)

 

また気が向いたら